結婚前に同棲することで問題点が見えてくる
結婚前までは枕をともにしないという価値観はもうすっかり過去のもの、現在では気軽に婚前同居をするカップルが増えていますね。
シェアハウスなど他人と一緒に共同生活をするライフスタイルも受け入れられるようになっているように、一緒に住むことにより、家賃や生活費を浮かせることができるというメリットがあるのです。
不動産会社も以前までは家族以外の同居に対しては厳しい審査をすることが多かったですが、現在ではきちんとした収入があれば同居する人についてはうるさく問わない方向になっています。
ただし通常のルームシェアと異なり、カップルの同棲ということになるとまた生活のスタイルは変わってきます。
同棲をすることで結婚生活同様に二人で生活をしていくことになりますので、他人同士のルームシェアとは別の意識が必要です。
同棲をするメリットとして考えられるのは、まず通常のルームシェア同様に「家賃や生活費が安くすむ」ということです。
加えて「デートのための交通費が少なくてすむ」ことや「相手の生活スタイルを理解することができる」ということかな。
結婚をしたもののすぐに別れてしまうカップルも珍しくありませんが、そうした人達の大きな原因となっているのが生活面の意見の不一致です。
結婚後の家事分担は長年の夫婦の課題となっていますが、同居してみて始めて相手がどれくらい家事に協力的かが分かるでしょう。
結婚前に同棲をすることにより、相手の生活費の使い方や家事への協力度、また生活面の管理についてを理解することができるので、長く一緒にいられる相手かどうかを見定められますね。
デメリットも考えて決定しましょう
実際に籍を入れてから離婚するよりは相手の人間性を理解してからの方がよいと、むしろ同棲を先にすることを勧める人もいます。
しかし同棲は必ずしも良いことばかりではなく、同棲をしたから発生するデメリットも存在しているので、注意してみて。
まず一つ挙げられるのが同棲をすることで安心してしまい、結婚という形に踏み切れなくなるということがあります。
特に男性にとっては、結婚して子供を作ることで大きな責任を背負うことになりますので、家計や籍が別である同棲の状態が一番楽という発想になってしまいがちです。
ですので早めに結婚して子供を生みたいという女性にとっては、同棲で先に男性に安心感を与えてしまうことがデメリットになることもあるでしょう。
妊娠をしたら結婚をしてくれるだろうと強硬手段にでる人もいますが、そうした「本当はしたくなかったのに」という気持ちでする結婚は、将来的にトラブルの原因になりがちです。
同棲をする時には、将来の結婚についてもよく考えて、それから選択をしてみてね。