まずは日程を調整しよう
いよいよ結婚することを決めたら、お互いの親へのあいさつを早めに済ませておくようにしましょう。
きちんとあいさつをしておけば、結婚準備の段取りも何かとスムーズに運びます。
第一印象が良ければ好意を持ってもらえますし、今後のお付き合いも楽です。
まずは親の日程を確認し、スケジュールを決めます。
結婚する当人同士の仕事の日程ともすり合わせ、できるだけ親のスケジュールに合わせることが大切です。
予定はだいたい2週間前から立てはじめ、決まったらすぐに親に知らせるようにします。
時間帯としては食事に影響のない14時ころから2時間程度が最適です。
女性と男性、どちらの親に先にあいさつするかについては、以前は女性側の親に先にあいさつし、その後に男性側の親にあいさつするのが一般的でした。
「女性が男性の家に嫁ぐ」という概念が弱くなった現代では、どちらの家に先に行ってもさほどの変わりはありません。
相手の親の家にあいさつに行くときは、前もってお互いの親の情報を交換しておけば戸惑うことがありません。
清潔感のある服装を心がけることが大切
相手の親の家を訪問する際に、第一に心がけたいのは清潔感のある服装で行くということです。
きちんとした家柄ではスーツを着て行くほうが好感が持たれることもありますので、カップルに前もって相談しておくことをおすすめします。
女性の場合は薄めのナチュラルメイクで、アクセサリーも華美なものは控え、匂いのきつい香水も避けます。
和室に正座する家では、タイトスカートだと上にずり上がることもあるので、座った時にゆとりのある Aラインかプリーツ、フレアスカートを着ていくといいでしょう。
男女ともに玄関で靴を脱ぐことを考えて、靴紐のあるシューズなどはできるだけ止めておいたほうが無難です。
髪型も印象を左右する大事なポイントなので、清潔にまとめておくことを忘れてはいけません。
手土産を用意するのも忘れずに
もうひとつ、忘れてはいけないのが手土産を用意することです。
相手の親が喜びそうなものを選び、「お好きだと伺いましたので」と言えば喜んでくれるはずです。
のし紙は基本的に必要ありませんが、無地のしをかけてもらえばきちんとした印象になります。
お菓子が好きでも、生菓子よりも日持ちのするものを選ぶことが大切です。
約束の時間が14時であれば、ちょっと早めに着き、時間きっちりにインターホンを押すのがマナーです。
早めに着いてしまうと相手方の準備ができていないことがありますので、定刻よりも1〜2分遅れるくらいがちょうどです。
玄関先での靴の脱ぎ方・揃え方やあいさつの仕方などは、前もって練習しておけば失敗しません。
一軒家とマンションでは勝手が違うので注意しましょう。