愛されたい症候群とは
誰だって愛されないよりは愛されたいと思うものです。
しかし、中には特定の異性に対して強く愛情を求めてしまうことがあります。
あまりにも強い愛情は愛されたい症候群の可能性があります。
愛されたい症候群の特徴は2パターンです。
自分が愛しているから同じだけの愛情を返して欲しいと思うパターンと、自分は愛していないのに相手からは愛情を求めるパターンがあります。
愛されたい症候群になる原因
愛されたい症候群になる原因として小さい頃の家庭環境があります。
子どものころに両親や家族から愛されていると感じられない環境で育つと大人になって愛されたいという欲求が強くなるのです。
自分では気づいていないものの人に強く愛されたいと思ってしまうことで、人との関係性が悪くなったり、不特定多数の人と交際したりすることがあります。
孤独感を感じやすい人も愛されたい症候群になることが多いです。
誰にでもいいから自分を認めてもらいたいと思ったり、孤独を埋めたいと思ったりすることで愛情を感じたくなります。
自分に自信がなく自分のことを愛せていない人も、周りから愛されていないと感じて愛されたい症候群になりやすいです。
自分に愛情を向けてもらえているのに気づいていなく、周囲の心配や気持ちを踏みにじってしまい周囲から見放されていると感じてしまいます。
愛されたい症候群を克服するには
愛されたい症候群を直すためには自分自身で状況を自覚してきちんと向き合うことが必要です。
まずは自分に価値があることを認めること、そして誰よりも大切にすることから始めましょう。
多くの愛されたい症候群の人は自分に自信がありません。
そこで自分の良いところを探してみたり、自信が持てないときには趣味を見つけたり、好きなことを楽しんだりして自分のことを好きになるきっかけを作ります。
だんだんと自分のことが好きになり大切にできるようになると、愛されることや愛することの意味が分かり、欲求が抑えられるようになるのです。
もちろんすぐに改善するとは限りません。
人によって浮き沈みがありますし、気持ちが落ち着くまでの時間も違います。
マイナス思考になりそうなときに気持ちを切り替えられる趣味を見つけたり話を聞いてもらえる友達を見つけたりることも大切です。
誰かを愛することで見返りを求めてしまうことがあります。
相手に愛情を求めてしまうことは愛されたい感情ばかりに気持ちが傾く原因です。
自分の中で愛すことと愛されることのバランスがずれてきたと感じたら、いったんクールダウンして行動を見つめなおしてみましょう。
落ち着く時間を作って気持ちを切り替える習慣をつけることで少しずつ症状を緩和することができます。