別れた相手と同じタイプを好きになる

似たタイプを好きになるのは証明済み?

今までに付き合ってきた人を振り返ってみると、なんだかいつも共通点がある、似たような人を好きになっているのではないか?と思ったことはありませんか?

例えば、背の高い人が好き、顔が濃いタイプが好きといった、見た目の特徴が共通していることがあります。
また、物静かなタイプが好き、面白い人が好きなど、性格的な特徴が似ているということもあるかもしれません。

では、似たようなタイプを好きになる傾向が、人にはあるのでしょうか?
実は、同じタイプの人を何度も繰り返し好きになるのは、意外と多くの人に見られる傾向の一つだということが、ある研究によって実証されています。

ある研究では、今のパートナーの性格ではなく、元パートナーのことが調べられました。しかし、本人に聞くのではなく、パートナーにその人格について説明を求めるというものです。
別れたパートナーのよくない面を大げさに表現することを避けるため、パートナーの性格について、パートナー本人に尋ねるという方法で研究を行ったのです。

その結果、多くのケースで、以前のパートナーと似たところがある人と再度付き合う傾向がある、ということが明らかになりました。
あまりうまくいかないとわかっているようなタイプであっても、なぜか心惹かれてしまうのは人間の性なのかもしれません。

過去の経験っていかせるもの?

でも、一度別れたパートナーとの経験を活かして次は、うまくいくタイプの人と付き合いたいと思っている方も多いはず。
人間は不思議な生き物で、前のパートナーとうまくいかなかったから、今度は違うタイプの人と付き合いたい!と思っても、なぜか似たところがある人を選んでしまうという傾向があるんです。

外交的だったり、新しいことにチャレンジしたいというタイプの性格であれば、同じ似たようなタイプの人と、もう一度付き合うという傾向は弱くなるものの、まったくないというわけではありません。
また、同じタイプの人と付き合うことは、自分によくない影響を与えるとは限りません。

以前に失敗した理由や、そこから学んだ経験を新しい相手とのコミュニケーションに活かすことで、似たようなタイプとのパートナーでも、全く違う関係性を築くことができるのです。
実は、似たようなタイプを好きになることで、相手との絆を強めてくれるということがあります。

前に経験したことがあるというデジャヴ、安心感を得ることで、相手との良い相性を実感することができるというわけです。
より良い関係を築ける相手を見つけるために、以前の経験を生かすことができます。繰り返し同じタイプに惹かれるのは、自然なこと。
以前の経験を活かしながら、関係の質の向上を目指してみてはいかがでしょうか?