直属の上司に相談をした上で早めに退職の意志を伝えよう
寿退社を考えたなら、まず最初に直属の上司へ相談しましょう。
引継ぎや業務の忙しさなど、従業員が抜けることで職場にはある程度のしわ寄せがくるものです。
そうした点を考慮した上で、辞める時期を相談することが円満な寿退社のポイントとなるでしょう。
退職するという意志は決まっていたとしても、まずは直属の上司へ相談することで、どのタイミングで他の従業員へ報告するべきか、どのタイミングで退職するのが良いかという細かい点を絞り込めます。
ここで注意したいことは、寿退社することが噂や他人づてに上司へ伝わらないようにすることです。
仲の良い同僚や友人に寿退社する意志を伝えると、どこから話が上司へ伝わるか分かりません。
社内の人に伝えていなくても、SNSなどを経由することも考えられます。
そうならないためには、寿退社を決意したら、SNSなどに載せるよりも前の段階で直属の上司へ相談することをおすすめします。
仕事の引継ぎは細かく丁寧に
仕事の引継ぎは、後任の人が困らず引き継げるように、できるだけ細かく丁寧に行いましょう。
自分では知っていて当然と思えることでも、後任の人にとってはそうでない可能性も十分に考えられます。
普段の業務で何をどうするかと言った引継ぎに加えて、過去にどんなトラブルが起こったのかという点も含めて引き継ぐことで、後任はよりスムーズに業務を始められるでしょう。
あいさつ回りをしっかり行うのが円満退社のポイント
寿退社する時期が近付いたら、職場の人へあいさつ回りをしっかり行いましょう。
これは寿退社に限らず、円満に退社したい人にとってはマストな作業です。
立つ鳥跡を濁さずという言葉にあるように、寿退社の後、職場から何か質問や連絡が来る可能性もありますから、気持ちよく退職することはそうした点においても大切です。
あいさつ回りはあまり早い段階で行うよりも、退職日が近づいてからギリギリのタイミングで始めるのがおすすめです。
ただし勤続年数によっては、挨拶したい人の数が多かったり、異なる勤務地にいたりすることもあるでしょう。
人によっては、別の勤務地に足を運んで退職の挨拶をすることもあります。
その場合には、遠方の人への挨拶なら退職する1週間ぐらい前に行い、同じ部署や退職日にも顔を合わせる近い距離の人に対しては数日前ぐらいからあいさつ回りを始めるのが賢明です。
退職前のあいさつ回りでは、これまでともに働いたことへの感謝の気持ちをストレートに伝えましょう。
業務中で忙しい相手に対しては、あまりのんびり思い出話に花を咲かせる時間はないでしょう。
一人当たりの時間は数分程度で良いので、直接的な業務で少しでも関わった人に対しては丁寧にあいさつ回りをしたいものです。
そうすることで、退職後にはすっきりした気持ちで新たな一歩を踏み出せるのではないでしょうか。